3.イタリア色の強いアルゼンチン料理

■アルゼンチンピザ

伝統的な生地の厚みは2cm 「pizza de molde 」(ピザ デ モルデ)ですが、現地では 薄い生地のクリスピータイプ 「a la piedra 」(ア ラ ピエルダ)が人気。さらに薄くパリっとした生地は「a la parrilla 」(ア ラ パリージャ)と呼ばれています。トマトソースは少なめで、チーズたっぷり。現地でピザを注文する時は、お好みでソースを増量してもらうか、トマトのトッピングを増やしてもらうと味のバランスを取りやすいかもしれません。アルゼンチン人はピザが大好きで日常的に食べています。スーパーでは、自宅で好きなようにトッピングして焼くだけの簡単なプレピザも良く見かけます。

現地では、どんなピザが食べられているのか、いくつか紹介したいと思います。

・pizza fugazza  フガッサ

→生地+玉ねぎ&パルメザンチーズのみ。

・pizza fugazza con queso

フガッサ コン ケーソ

→上記のフガッサにモッツァレラチーズをトッピングしたもの。

・pizza fugazzeta

→モッツァレラチーズが詰め込まれたピザ。

生地の上にモッツァレラを掛けた後に同じ生地で覆い、その上に玉ねぎとパルメザンチーズをトッピングしたもの。

このフガセッタは生地とチーズが多く使われているので割高ですが、満足度は抜群。 ハムや色々なトッピングで楽しめますよ。

・Fainá Argentina (Farinata) ファイナ

移民時代、イタリア系ジェノバ人がアルゼンチンに持ち込んだ料理。ひよこ豆をペースト状にし、オリーブオイルと塩を加えピザ状に薄く伸ばして焼いたものです。

 

ピザはイタリア移民によって伝わった料理ですが、色々な文化が混ざり合って、アルゼンチン独自のピザも生まれました。私達が想像する一般的なピザとは違った味を楽しめます。

■アルゼンチンのパスタ

イタリア文化の強い影響で、アルゼンチンでもパスタが良く食べられており、街中にはイタリアンレストランが沢山あります。ラビオリ・ソレンティーノ(ラビオリより大きくて円形のパスタ)・タジャリン(平たいパスタ)・ニョッキ等、スーパーやデリストアで新鮮なパスタを買うことが出来るので、自宅でも美味しいパスタを楽しめます。

4.アルゼンチンのデザートとスウィーツ

 

■ メディアルナ

(アルゼンチンのクロワッサン)

 

朝食に欠かせないのが、medialuna (メディアルナ。半月の意味。)と呼ばれるクロワッサンです。練乳を練りこんだ甘いタイプ、またはハムとチーズを挟んだお惣菜クロワッサンがあります。

■ドゥルセ デ レーチェ

ミルクジャム。牛乳に砂糖を入れ煮詰めたもので、アルゼンチンではデザートやお菓子に良く使われます。

■アルファホーレス

伝統的なものはドゥルセ デ レーチェをショートブレッド状のクッキーに挟み、側面に刻みココナッツを付けたクッキーです。チョコレートでコーティングしたバージョンもあります。

■ジェラート(アイスクリーム)

イタリア系移民がアルゼンチンに持ち込んだデザートです。アルゼンチンは酪農業が盛んなこともあり、ブエノスアイレスは「アイスクリームの町」として発展したとも言われ、ジェラートはお勧めグルメの1つとして挙げられることが多いです。街中に手作りジェラート屋さんが沢山あり、その数はワンブロックに3軒はある、と言っても良いぐらい。コンビニやキヨスクよりも多いです。アルゼンチン人はジェラートが大好き。夏だけでなく冬でもよく食べます。  家で家族と食べるために大容量のパックでtake out する人も多いとか。現地では安くて美味しい大盛りジェラートを食べらますよ。

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